撮影レポート:今話題のグルメバーガー「SHOGUN BERGER」店内用映像撮影にご利用いただきました

キッチンスタジオって何ができるか

料理や食材の写真や動画を美しく、美味しそうに撮りたいと思っていると思います。お店にたくさんお客さんが来てくれるように、SNSで話題になるように。お店には厨房も座席もあるのに、きれいな写真や動画を撮るためにキッチンスタジオで商品撮影をしています。

撮りたい写真や動画が明確であれば、それを実現する設備と環境が必要になります。この記事では実際の撮影風景をご紹介しつつキッチンスタジオの使い方を解説します。

目次

「SHOGUN BURGER」さんの店内用プロモーションムービー撮影

TVでも紹介されている富山県発のグルメ系ハンバーガーで、新宿、渋谷、秋葉原、広尾、町田等、東京都内にも複数店舗を展開されている「SHOGUN BURGER」さん、たまらないハンバーグを焼く匂い、めちゃめちゃ美味そうなこの和牛100%のハンバーガー。

最近では宮迫さんのYOUTUBEにも出演されて、焼肉店「牛宮城」のアドバイザーをされている富山の焼肉店「大将軍」の社長である本田さんのお店で、撮影当日もいらっしゃいました。宮迫さんのYOUTUBEで有名になるとは、思ってもいなかったです。

slide

今回持ち込まれた機材で特徴的だったのは、ブラックのアクリル板(電動の回転台)とカメラスライダー。ハンバーガーに向かってスライダーで寄っていきます。手動のスライダーは滑らかに動かすのは結構難しいです。等速で動かせる電動式ではないので、カクカクしちゃうと後の編集が大変、ベストな挙動で撮れるまで繰り返します。ライトはLED照明にグリッドを付けてますね。片面だけ明るくして、反対面に影を付けたい狙いのようです。黒のアクリルはホコリが付くと目立ってしまうので、エアで吹き飛ばしながら作業。

rap

これは、何をやっているところでしょうか?食材が宙を舞う映像、見たことありませんか?ラップをピンとはった勢いでふわりと舞うバンズ、ハイスピード撮影すればどこかのCMでも見たことがある絵ですね。食欲をそそります。アナログな仕組みですが、撮りたい絵のイメージさえできていれば、方法は、国内外のWEBサイトやYoutubeが教えてくれます。

fall

何やら串刺しの食材。これがどんな絵になるかは、ぜひ実際のSHOGUN BURGERさんのプロモーションムービーを見て、確かめてみてください。編集処理のことも考えての撮影です。

うぅーん、美味そう。ハンバーガー食べたくなりますね。

食材の撮影には照明(光)が大事

撮影で最も大事な要素として、光をどう使えるかがあります。

light

自然光や外部からの光をできる限りシャットアウトして、照明器具で狙った光をつくることができる環境を整える必要があります。自然光を使っての撮影を考えていれば問題ありませんが、そうでない場合はカメラマンを悩ませることになります。

繁華街にあるお店ではどうしても街路灯や車のヘッドライトが差し込んだり、そもそも設備の関係上暗転できないこともあります。撮影できる時間が日中なのか、夜中なのか、遮光できるのか、自然光ではない狙った光があるのか。そこを調整できるのが、キッチンスタジオの良さです。絵を作りこむ作業にはかかせません。今回のようなグリッドで、一部だけに光をあてたい絵作りをかんがえていたら、なおさらです。

出来立て料理のしずる感

時間が経てば、料理はまずくなる。写真や動画もそれをとらえます。

patty

時間が経った料理を美味しく撮影するのは、なかなか大変な作業です。一生懸命サラダ油を塗ってみたり、霧吹きで湿らしてみたり。美味しく、そして美しく見せたければ、出来立ての料理にさらに見栄えをよくするために油や霧吹きが必要で、まずそうな見た目になったものを復活させるのは無駄な作業です。

キッチンスタジオの良さは、作ってその場で撮る。その繰り返しにあります。

モノカムキッチン&ブックスはキッチンスペースと、2.3m×2.3mのフリー撮影スペース、1.2m×0.8mの物撮りスペースが確保されおり、豊富な調理器具&備品のそろったミニマル撮影スタジオです。料理・食品の物撮り、プロモーション映像撮影に最適な設備を提供いたします。

何を撮るか、必ず先に考えておく

事前の打ち合わせができなかったり、現場で初めて撮影対象を知るなんてことも場合によっては、あります。特に動画を撮る場合は何をどのように撮るか決まっていれば、無駄に長い撮影時間をかけることも後から絵が足りないなんて悩むことを防ぐことができます。

予算と時間のある撮影であれば、必ずプロットを作っておけば、食材の準備が万全か、当日の進行はスタジオの使用時間に収まるか、撮り忘れを防止できるか、などの心配はなくなります。プロットとは大まかな筋書として、必要なカットのイメージをまとめておくもので、それをもとに打ち合わせをして、ブラッシュアップしていくと、万全の撮影に臨めると思います。

モノカムキッチン&ブックスのご紹介

横浜市青葉区にあるモノカムキッチン&ブックスは制作会社のプライベートスタジオですが、ご要望があれば撮影スタジオとして、格安でお貸ししています。

調理用具などの備品も、かゆいところに手が届くと皆さんに喜んでいただいております。キッチン使用の撮影の際には。スタジオスタッフが必ず付き添いますので、安心してください。

撮影用具と食材をもっていらしてください。道路を挟んで反対側には業務スーパーもありますので、困ったときにはひとっ走り可能です。

「SHOGUN BURGER」さんのWEBサイト

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